然学

然学の『意味』

「然学」とは「自然中和学」の略、 英語表記はニュートロジー(Neutlogy=Neutral+logy)という造語です。

「ニュー」は、New・Nature・Neutralを意味し、 今までの意識次元とはまったく異なる「中和」という概念でモノゴトを観ること、 「トロジー」はその学びのことで、ヒトや組織がもつ「本来の役割」を 発揮するためのセルフ・マネージメント理論です。

然学の『意義』

ヒトの「本質」や社会の「あり方」について考える上で重要なメカニズムを体系化し、 大自然の営み【全】のリズムに、個人や組織【個】が波長を合わせることで、 あらゆる問題を解決し、能率増進が図られます。

問題には「表向きの原因」と「裏の根本原因(目的)」の二つがあり、 無意識に創り出される「裏の目的」を探し出し、 問題発生の潜在的「芽」を取り除きます。

然学の『活用法』

「然学」を取り入れることで

個人では、三大苦悩とされる「ヒト(人間関係)」「カネ(財力)」「カラダ(健康・美)」 に関する問題の中で、根幹をなす「ヒト(自身との関係性含む)」の分野において、 意識や思考を然学メソッドに当てはめ解体し、自然体に戻す(中和)ことで 他の問題も同時に消去されるため、今すべきことに専念できます。

企業では、重要とされる「ヒト」「カネ」「モノ」の中で、 「ヒト」の分野において意識と思考を解析することで、 人材育成と効率よい組織整備がもたらされます。

然学における『判断基準』

すべては「自然か不自然か」でモノゴトを判断し、不自然であれば整えていきます。

目安は、モノゴトが「スムーズか滞っているか」ですが 心身においては「ゆるんでいるか緊張しているか」 思考であれば「受け入れているか抵抗しているか」が基準に判断され

不自然な状態から「自然」に戻されることで、無理やり(努力) コントロールすることがなくなります。

然学の『成果』

問題・課題の潜在的根本原因(裏の目的)を分析し解決することで、 成長を望む個人や組織に発生するさまざまな「ズレ」や「ムダ」が取り除かれ、 本質的な部分にのみ能力を集中させ、本来の「役割」をじゅうぶん発揮させることができます。

個人においては 成績アップ、いじめ解消、病気平癒、家族関係の改善、金銭トラブル解消など

組織においては 業績アップ、組織力の強化、社員の健康とメンタルケアの向上、継承問題の解決など

【実例】として

その①:勉強についていけない学生が、頻繁に病気やケガをする

「裏の目的(勉強しなくていい)」に気づくことで、 ムダ(病気・ケガ)が少なくなり勉学に集中できた。

その②:仕事に行き詰った従業員が、無意識に問題を引き起こす

会社を「辞める」きっかけを創り出そうとする意識の構造を認識することで、 精神的負担が軽くなり、問題件数が減少した。

その③:上司に「不満」がある社員が、無意識に組織にダメージを与える

失態を繰り返すメカニズムを解析し、然学理論に基づき 社内の話し合いを増やすことで業績アップにつながった。

然学プログラムの『全体像』

自動車教習所のように、「学科」と「実地」プログラムで検証しながら進めていきます。

段階的には「入門」「初級」「中級」「上級」「特級」「養成」 の6コース(※1)あります。

「入門」然学プログラムの概要説明

「初級」現状把握のための自己(組織)カルテ作成【ベーシック受容コース】

「中級」基本的な理論習得とカルテをベースに現状解析【アドバンス分析コース】

「上級」高等理論に加え一族の系譜を整え土台を固める【マスター創造コース】

「特級」上級習得者が使命を認識し環境を整え強化する【スペシャル時空コース】(※2)

「養成」上級習得者が然学を教えられるよう養成する【インストラクター共存コース】

※1:メイン・プログラムは「中級」「上級」「特級」3クラス
※2:縦(一族)・横(地域)・奥行(使命)の関係性をみていく

然学プログラム『詳細』

◆「初級」然学【ベーシック受容コース】

然学トレーニング(以下、然トレ)の基礎となるコースであり、受講するに当たり現象の捉え方の「前提」を踏まえて、これまで繰り返されてきた負の現象が受講者のどの思考パターンから発生するかを然学ベースで考察していきます。

これにより発生原因の「大元」を探しながら、錯覚による「ムダ」を省いていく、グループトレーニングとマンツーマン形式で行われるコースです。

◆「中級」然学【アドバンス分析コース】

【初級】で現象の捉え方と問題発生のメカニズムを理解した上で、受講者が体験しているさまざまな具体的現象を「分析・解体」していくコースであり、出た成果を検証しながら然学メソッドの理解と精度を高め、あらゆる分野で応用活用していきます。

これにより今までの思考とはまったく異なる意識次元でモノゴトが捉えられ、「気づき」により滞りが解消されて「流れ」がグルっと変わっていく、グループトレーニングとマンツーマン形式で行われるコースです。

◆「上級」然学【マスター創造コース】

【中級】により身近な問題に対する解決能力が上がり、課題に対する成果を実感でき、根本的な「遠因」に取り組むコースであり、家族もしくは組織の関係者との協力体制で全体を整えていきます。

これによりゆるぎない土台が出来上がることで結束力がもたらされ、流れが意外な方向から促されるようになる、マンツーマン中心にグループトレーニングも行われるコースです。

◆「特級」然学【スペシャル時空コース】

【上級】でしっかりと基礎が出来上がった上で、個々の「使命・役割」を明確にしていくコースであり、今、取り組むべき「テーマ」に基づいた行動選択と環境設定が促されるよう個別で整えていきます。

これにより道しるべとなる「指針」に従い、効率よくモノゴトを進めていけるマンツーマンで行われるコースです。

◆「養成」然学【インストラクター共存コース】

【上級】で然学カリキュラムとその活用法をマスターした上で、「初級・中級」クラスの指導ができるインストラクターとして、然学プログラムを提供できるようになるコースであり、受講者から指導者へと移行していきます。

これによりプログラム全体が網羅でき、より高い視点と広い視野からモノゴトを捉えられるようになる、グループトレーニングと実践するコースです。